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NIKKEI THE PITCH SOCIAL 最終審査会リポート

3月7日に都内で開かれたソーシャルビジネスの全国ピッチコンテスト「NIKKEI THE PITCH SOCIAL」の最終審査会では、闇バイトや薬物使用などに巻き込まれないようにゲームで学べるサービスを提供するClassroom Adventure(クラスルームアドベンチャー、東京・中央) がグランプリに輝いた。準グランプリは、「消滅可能性自治体」とされながら若手起業家の誘致などで人口を増やして「奇跡の村」とされる岡山県西粟倉村で里山再生に取り組む点々(てんてん)だった。今回も400社を超える応募者の中から、最終審査会に進出したのは、10社という「狭き門」だった。

特別パートナーであるレオス・キャピタルワークスの藤野英人社長は「深刻な社会課題への素晴らしい解決策をたくさん提示してもらえた。受賞しなかった企業もこれからを期待させる会社ばかりで聞いていて圧倒された」と指摘した。NIKKEI THE PITCH SOCIALは最終審査会のピッチではなく、経験豊富な専門家がメンターとして寄り添い育てることが最大の特徴だ。ファイナリストたちが熱くプレゼンした模様をリポートする。

(それぞれの受賞企業などの詳細リポートは後日、サイトで掲載します)

ゲームとアニメの力で闇バイトの危険を警鐘

グランプリに輝いたクラスルームアドベンチャーの今井氏は慶應義塾大学の現役学生ながら、世界で通用する日本らしいソーシャルビジネスを展開している
グランプリに輝いたクラスルームアドベンチャーの今井氏は慶應義塾大学の現役学生ながら、世界で通用する日本らしいソーシャルビジネスを展開している

「僕たちはゲームを使って社会課題を解決すると言っています。 日本の文化として積み上げてきたゲームやアニメの力で、海外の若者たちを含めて今まで伝わらなかったものが伝わるようになっている。感動することも多いし、これからも頑張りたい」。クラスルームアドベンチャーの共同創業者である今井善太郎CEO(最高経営責任者)はグランプリを獲得した喜びをこう語った。

同社は慶応義塾大学発のエドテックスタートアップだ。大学のドイツ語の授業で出会った堀口野明氏、古堅陽向氏という現在は慶應義塾大学4年生の3人が共同創業者であり、教育とエンターテインメント(謎解き)を組み合わせ、若者が犯罪などに巻き込まれないように情報リテラシーを高める体験型教材を提供している。昨年も大きな社会課題となった若者たちが凶悪犯罪に関わることになった闇バイトに入らないようにゲームとアニメで学べる「レイの失踪」など様々な教材があり、薬物乱用やオンラインカジノなど新たな課題解決のプログラムも増やしていく。すでに数多くの学校や自治体で採用され、海外でも米国、豪州やインドなど12カ国でプログラムを提供している。25年には国内外の高校生を中心に5万人程度が同社のプログラムで学んだという。

審査員の鈴木東大教授(左)は闇バイトなどのリスクを知ってもらいたい高校生を理解している大学生の今井氏らのビジネスを高く評価した
審査員の鈴木東大教授(左)は闇バイトなどのリスクを知ってもらいたい高校生を理解している大学生の今井氏らのビジネスを高く評価した

審査員の鈴木寛東京大学教授(慶應義塾大学特任教授)は「今井さんなど経営陣の多くが大学生なので、学んでもらいたい高校生にすごく身近な存在だ。大人たちより、高校生のリアリティを圧倒的に把握しているから素晴らしいソリューションを提供できている」と指摘した。

ユーグレナの植村取締役(右)はIT業界での経験も長く、クラスルームアドベンチャーが世界のテック大手ができないビジネスに挑んでいることを高く評価した
ユーグレナの植村取締役(右)はIT業界での経験も長く、クラスルームアドベンチャーが世界のテック大手ができないビジネスに挑んでいることを高く評価した

審査員としてクラスルームアドベンチャーを高く評価したユーグレナの植村弘子取締役代表執行役員も「グローバルなテック大手がこうした学校向けの教材プログラムとして提供しているが、その上を行くようなことをしている」とし、「闇バイトのように少し前までなかったような課題を次々にすごい速さで取り上げてゲームとアニメで課題を伝えて巻き込まれないようにする取り組みは聞いていて圧倒的に素晴らしいと感じた」と語った。

過疎の集落に100年先の未来を 平飼いの鶏卵で休耕田を生かす

点々の羽田氏は「奇跡の村」と言われ、地方創生で注目される岡山県西粟倉村で起業した
点々の羽田氏は「奇跡の村」と言われ、地方創生で注目される岡山県西粟倉村で起業した

準グランプリの点々の羽田知社長は「私たちがやろうとしているのは美味しい卵を皆さんに届けたいということもあるが、過疎の集落がこれからも50年、100年続く街づくりの話だ。特に各地の中山間地の集落の後押しをしたい」と指摘した。点々は過疎の村から地方創生のモデルとなった西粟倉村のはずれの20世帯40人の集落で生まれたベンチャーだ。住民のほとんどが70歳を超えた高齢者であり、消滅可能性を指摘された自治体だったが、羽田氏らが移住して休耕田で平飼いの養鶏場を建設した。集落の高齢者にも手伝ってもらったり、余った野菜くずなどを飼料として提供してもらったりして、有名レストランなど全国各地の顧客においしい卵を提供して事業としても急拡大している。

プレゼンテーターを務めた審査員の村木氏は「地方創生では仕事をいかにつくるのかが重要であり、そのモデルとして期待できる」と語った
プレゼンテーターを務めた審査員の村木氏は「地方創生では仕事をいかにつくるのかが重要であり、そのモデルとして期待できる」と語った

サラヤの更家一徳副社長は「点々の取り組みは社会的に非常に意義があり、モデルケースとして他の地域に広げてもらいたい。平飼いの養鶏事業に続いてレストランや宿泊などを計画されているが、そこでも成功してもらい、地方創生の理想的な取り組みになるように頑張ってほしい」と激励した。

レオスの藤野社長は「羽田さんには明るいカリスマ性がある」とし、「ローカルをどのようにサステナブルにするかという課題に対する一つの解答を示している。都市部と地域がつなげ、その地域でサステナブルな循環を実現するという希望を見せてくれた」と高く評価した。

逃げ場がない家族の問題で相談者に寄り添う

絶活の米田氏は逃げ場のない家族の問題に悩む人たちに寄り添うソーシャルビジネスを進めている
絶活の米田氏は逃げ場のない家族の問題に悩む人たちに寄り添うソーシャルビジネスを進めている

ソーシャルインパクト賞を獲得したのは、家族に縛られない新しい生き方をするための相談プラットフォームを展開する絶活(ぜつかつ)の米田愛子代表だった。「様々な事情から家族と縁を切らざるをえない場合に相談者に寄り添うことが大切だ。絶縁を推奨するわけではないが、家族の問題は逃げ場がないことが多い。臨床心理士、公認心理師や司法書士のほか、家族問題に詳しいNPOなどと連携していきたい」という。米田氏は自らが複雑な家庭で育ち、家族と縁を切った経験から自ら相談者に対応している。

プレゼンテーターを務めたサラヤの更家副社長も「米田氏の取り組みは社会的に意義が大きく、プレゼンもすばらしかった」と指摘した
プレゼンテーターを務めたサラヤの更家副社長も「米田氏の取り組みは社会的に意義が大きく、プレゼンもすばらしかった」と指摘した

審査員の村木厚子氏(全国社会福祉協議会会長)は「長く福祉に携わってきた人間として痛感したのは日本人があまり相談しないということだ。悩みを持っていたら、相談してもらえれば解決することもできる。グランプリのクラスルームアドベンチャーもそうだが、絶活の米田さんも相談を受けて、解決策も示すような取り組みとして素晴らしいと思う」と語った。

ユーグレナの植村氏も「米田さんは自分が経験してきたからこそ、 あそこまで具体的にすべてのプログラムを書き上げて実践まで進められると感じた。プレゼンのレベルが高くて、一日でも早くこのサービスを届けてほしい」と語った。

お祭りを元気にすることが日本を元気にする

広島大学の現役学生である片桐氏は各地で消滅しかねないお祭りを存続できるようにし、新たな地方を盛り上げる財産にしようとしている
広島大学の現役学生である片桐氏は各地で消滅しかねないお祭りを存続できるようにし、新たな地方を盛り上げる財産にしようとしている

学生部門賞に輝いたのは、「日本のお祭りを元気にする」を掲げたコンサル会社、とらでぃっしゅの片桐萌絵氏だった。広島大学で学ぶ学生起業家だ。片桐氏は「地方の人口減少で数多くのお祭りがなくなっている。お祭りは見るだけでなく、参加することに楽しさがある。地域以外の人たちにもお祭りの運営に関わってもらい、人々のつながりを作って、これからも地方を盛り上げていきたい。これが日本を元気にすることにつながる」と語った。

片桐氏は同じく広島大学の同級生らと継続問題に悩んでいるお祭りの運営者に対して様々なコンサル業務を行い、SNSなどで地域の祭りの魅力を伝える情報発信で集客も支援したりしている。離島でのお祭りなどで数多くの成功事例を生み出して注目されている。

レオスの藤野社長は「AIが普及した後に、人々のつながりをもたらすお祭りが重要だ」として、片桐氏のビジネスは非常に重要だとしている
レオスの藤野社長は「AIが普及した後に、人々のつながりをもたらすお祭りが重要だ」として、片桐氏のビジネスは非常に重要だとしている

レオスの藤野氏は「AIが広がった後の世界では、地域とか都会とのつながり、歴史や文化としてのお祭りがより重要になる。ただ、お祭りを現代的にアップデートする必要がある。ダイバーシティであり、インクルーシブであり、グローバル化であり、さらに課金の仕組みとか、こうした役割を片桐さんには期待したい。新しい時代のお祭りが日本ですごく重要な役割を果たせるので、ぜひ頑張ってほしい」と語った。

高校2年生が示したバレエ男子の課題とは

今回のNIKKEI THE PITCH SOCIALでは出場10社のうち、受賞したのは4社だが、鈴木氏は「ほんとうに接戦であり、どれもが素晴らしい発表だった」と語った。例えば、日本では欧米に比べて非常に少ない男子バレエダンサーを増やすことを目指しているダンバレの新川良羽氏は高校2年生だ。ソーシャルピッチの最初に登壇して充実したプレゼンで審査員を驚かせた。

高校2年生の新川氏はバレエにおけるジェンダーギャップを埋めたいとしている
高校2年生の新川氏はバレエにおけるジェンダーギャップを埋めたいとしている

新川氏は「日本ではバレエ人口が男女比で30対1ぐらい。私も小さいころからバレエをやっていたが、男の子がバレエを習いに行こうとすると断られることもある。こうしたジェンダーギャップをなくしていきたいし、バレエは男性ダンサーがいなければ、成り立たない演目が多い」と指摘した。新川氏が取り組もうとしているのは、男子バレエダンサーを応援する情報発信やコミュニティサイトの運営のほか、男性向けバレエ用品を購入しやすくするECサイトだ。

元厚生労働省次官であり、福祉業界に長く関わってきた村木氏は「私は女性が少数派のところで長く働いてきて、男性が少数で困っているということを聞いたのはあまりなかった。ただ、介護の世界でも男性の力が必要だし、バレエもそうだと感じた。男性バレエダンサーがいなければ、できない演目はどのようなものがあるのか。そういうことをもっと発信されたらいいのではないか」と指摘した。

バナナの茎を快適な生理用品に アフリカで挑む新たな循環ビジネス

Pamoja Futureの結城氏は現役学生ながらアフリカでの循環ビジネスに取り組む
Pamoja Futureの結城氏は現役学生ながらアフリカでの循環ビジネスに取り組む

今回のNIKKEI THE PITCH SOCIALでは途上国でソーシャルビジネスを展開する2人の女性起業家が登壇した。まずは、アフリカのタンザニアなどで、廃棄されるバナナの茎を使い、女性用の生理用ナプキンを開発、販売するPamoja Futureの結城美桜氏だ。明治大学の現役学生でありながら、アフリカの人たちに魅了されて現地での雇用拡大や女性の健康に貢献できるソーシャルビジネスに取り組んでいる。結城氏は「まずはタンザニアにあるキリマンジャロ周辺の小さな村からスタートし、西アフリカのガーナにある大規模な農園などでも広げていきたい」と語った。

アフリカでのソーシャルビジネスに詳しいサラヤの更家氏は「社会的にすごく意義のあるビジネスだ。ただ、アフリカでは同じような取り組みがうまくいかない事例も見てきた。結城さんには輸送や加工などのコストを下げてビジネスとして持続可能にして、発展させてほしい」と指摘した。

民主化で揺れるミャンマー 健康茶で地方の貧困問題に挑む

Re:leafの御田氏はミャンマーで貧困問題の解決などにつながる健康茶のビジネスに取り組んでいる
Re:leafの御田氏はミャンマーで貧困問題の解決などにつながる健康茶のビジネスに取り組んでいる

民主化問題で揺れ続けるミャンマーに移住して、地方で桑の葉を使った健康茶などを生産、販売するRe:leafの御田麻友氏もすでに成果が出つつある。御田氏は「ミャンマーでは現地の食生活から糖尿病や高血圧の人が非常に多い。健康につながる桑の葉のブレンドティーはすでに需要があり、地域の女性の雇用にもつながっている。今年からは全国各地で販売できる体制も整った」と語った。

御田氏はミャンマーだけでなく、東南アジアでも地方の貧困問題のある他の国でも同じように事業を展開することを視野に入れており、まずはミャンマーからの商品の輸出販売も始める計画だ。

ユーグレナの植村氏は「御田さんはまず、ミャンマーでも富裕層への販売で利益を確保して、貧しい人にも購入できるようなビジネスに取り組まれていることが素晴らしい。この循環をしっかり回して成長してほしい」と指摘した。

レオスの藤野氏は「来年、そして再来年になって、リアルな数字が出てきたら、もっとすごい評価になる。途上国の貧困問題の解決に向けてモデルがいいので、実現に向けて頑張ってほしい」とアドバイスした。

ピッチ終了後にはレオスの藤野社長らを囲み、登壇者が懇談した
ピッチ終了後にはレオスの藤野社長らを囲み、登壇者が懇談した

離島人材の活用で、過密する都市に癒しを

沖縄県久米島を本拠とする一般社団法人沖縄島嶼機構の後藤裕磨代表理事は「都市と離島の経済循環をうまく回していきたい。離島における人材や働き場として活用することは都市の課題を解決することにもつながる」と強調した。後藤氏はかつて教員をし、その後はITエンジニアとしても働いた。ただ、都市での暮らしで適応障害を経験し、移住した久米島での暮らしで癒された。それゆえ、「場所に縛られず、地方で挑戦する社会にできるようにしたい。特に離島は母親たちが子供を育てるために本当に長い時間働かざるをえない。離島の人材を教育すれば、都市に集中する仕事を再配置したりできる」という。

沖縄の久米島で働いた経験もあるサラヤの更家副社長は後藤氏を激励した
沖縄の久米島で働いた経験もあるサラヤの更家副社長は後藤氏を激励した

村木氏は「点々のように中山間地でもそうだが、離島でも地域を維持していくにはまずは仕事があり、そこで暮らす意義みたいな価値をどう高めていくのか。こうした社会課題への取り組みとして解決策を考えていることが素晴らしい」と指摘した。

歯の健康を守るには未就学児の新たな教育が必要

保育園や自治体との連携による口腔教育プログラムを提案する、I&Companyの多和実月氏。
保育園や自治体との連携による口腔教育プログラムを提案する、I&Companyの多和実月氏。

歯科医として口腔(こうくう)教育を広げるソーシャル事業に取り組むのが、I&Companyの多和実月氏だ。多和氏は「学校教育では口腔教育の時間が限られており、人生を豊かにするために必要な歯の健康を実現するには啓発活動が必要だ。」として、歯科医ではなく起業家として各地で様々な活動に取り組んでいる。保育園など未就学児に対して大学生らと楽しめるイベントなどを開催しており、年間を通じて口腔の健康について学べるプログラムを作っている。メーンの顧客は保育園となるが、自治体でも興味のあるところは多く、問い合わせが数多く舞い込んでいる。

レオスの藤野氏は「口腔教育の充実することはすごく大切であり、まずは富裕層を対象に展開して経営基盤を強化し、さらに多くの人たちに届けられるようにしたらいいのではないか」とアドバイスした。

緑茶染めのシャツを、アトピーの子供に新たな処方箋に

レオスの藤野社長は竹内氏に対して「アトピー性皮膚炎の子供たちを救うというのは社会的に意義のあるテーマだ。幅広い視点でビジネスに取り組んでほしい」とアドバイスした
レオスの藤野社長は竹内氏に対して「アトピー性皮膚炎の子供たちを救うというのは社会的に意義のあるテーマだ。幅広い視点でビジネスに取り組んでほしい」とアドバイスした

アトピー性皮膚炎の小学生向けにインナーシャツを開発するSkinNotesも注目されている。神戸大学の学生で、同じくアトピーに悩んできた竹内悠人氏らが立ち上げたスタートアップであり、緑茶染めのインナーシャツを販売している。竹内氏は「子供たちは親の見ていないところではどうしてもかゆみに耐えられずにかいてしまう。緑茶染めならかゆみ悪化の原因である黄色ブドウ球菌を減らすことができるし、無理せずに続けられる」と強調した。

レオスの藤野氏は「アトピー性皮膚炎患者に対しては新しい薬ができて効果があっても、価格の問題もある。緑茶染めというのは社会性のある重要な取り組みだ」とし、「竹内さんが課題として掲げるアトピー性皮膚炎患者への対応では幅広く考えて取り組まれたらいいのではないか」とアドバイスした。

社会課題へ向き合う登壇者たちへ 審査員が総括

「ヒット商品の種は社会課題解決」と日経MJ編集長永井氏が期待を寄せる
「ヒット商品の種は社会課題解決」と日経MJ編集長永井氏が期待を寄せる

審査員を務めた日本経済新聞社 日経MJ編集長の永井氏は、総括として「ヒット商品の種は社会課題解決だと本日のピッチを通じて確信した。皆様の中から日経MJヒット商品番付に名を連ねる企業が出てくることを期待している」と語った。

鈴木東大教授は若い世代の将来を楽しみだとコメントした
鈴木東大教授は若い世代の将来を楽しみだとコメントした

審査員の鈴木氏は全体の総括として「今回のNIKKEI THE PITCH SOCIALの最終審査会はまず、高校生や大学生ら学生がすごく健闘していて、将来が楽しみだと思った。10チームともに社会の重要な課題に正面から取り組もうとする姿勢が素晴らしいし、地方からアフリカまでスコープも広く目を向けてくれていることが嬉しかった」と語った。