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挑戦を支えるBtoBスタートアップ~Challenger出展企業レポート①

日本経済新聞社主催の「オープンイノベーションフェスティバル Final」内で「NIKKEI THE PITCH Challenger(NTPチャレンジャー)」が2026年3月6日に開催された。会場は多くの企業による熱のこもった登壇やブース出展で活気に包まれた。本稿では、アットオフィスの取り組みを紹介する。

居抜きオフィスをスタートアップに 不動産仲介でアトツギベンチャー

アットオフィスの谷社長はプレゼンに登壇して「日本の失われた時代を終えたい」として、スタートアップにメリットの大きい居抜きオフィスの仲介をしている
アットオフィスの谷社長はプレゼンに登壇して「日本の失われた時代を終えたい」として、スタートアップにメリットの大きい居抜きオフィスの仲介をしている

スタートアップなどのオフィスの課題を解決する事業用不動産の賃貸仲介を手掛けるアットオフィス(東京・港)の谷健太郎代表取締役社長CEOは6日午後、メーン会場で登壇して「スタートアップの起業家の皆さんが挑戦できる環境をもっと整えたい。オフィスでは居抜きの物件ならより迅速にビジネスが進められてコストを抑制でき、人材採用など成長につながる本質的な投資を進められる」と語った。

谷社長も父親が創業した不動産会社のアトツギとして家業に戻って23年に社長に就任したばかりだが、業界の常識にとらわれないサービスを矢継ぎ早に打ち出している。特にスタートアップに好評なのが、居抜き物件の仲介だ。賃貸オフィスでは退去する際に内装を元に戻す必要があり、数千万円の費用が発生することがある。居抜き物件として次の借り手を見つけることができれば、コスト削減効果は大きい。次に入居するスタートアップにとってもすぐに大きなオフィスで仕事ができる。スタートアップの賃貸ニーズにきめ細かく対応している。

魅力ある起業家を紹介するメディア 共創を促す機会に

アットオフィスの谷氏(左)はスタートアップ支援に向けて起業家ら挑戦者を紹介するメディア事業も展開している
アットオフィスの谷氏(左)はスタートアップ支援に向けて起業家ら挑戦者を紹介するメディア事業も展開している

谷社長が打ち出したのが「ベンチャー.jp」というウェブメディア事業だ。これは毎月30社程度を対面で取材し、発信するメディアであり、現在累計で600社を超える企業を取材した。「取材するのは主にスタートアップだが、大企業を含めて挑戦している人々を取材して発信している。スタートアップと大企業がそれぞれの課題を知ることができ協業するケースにもつながっている」という。

谷社長は「私は35歳で、『失われた30年世代』と言われている。娘たちが大人になった時に『失われた60年だった』と言われないようにしたい。このためには、ともに未来を作っていく共創が何よりも必要だ。不動産とメディアという事業を組み合わせて、オープンイノベーションができる環境を整えていきたい」と強調した。

▼アットグループ運営サイト
事業用賃貸オフィス仲介『アットオフィス
クリニック物件仲介/開業支援『アットクリニック
事業用物件検索サイト『ビルアド
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