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挑戦を支えるBtoBスタートアップ~Challenger出展企業レポート③

日本経済新聞社主催の「オープンイノベーションフェスティバル Final」内で「NIKKEI THE PITCH Challenger(NTPチャレンジャー)」が2025年3月6日に開催された。会場は多くの企業による熱のこもった登壇やブース出展で活気に包まれた。本稿では、Findy、FRIENDS CORP、SOLAZUの挑戦を紹介する。

人材マッチングから開発コンサルまで伴走

約20万人のエンジニアがFindyに登録している。
約20万人のエンジニアがFindyに登録している。

ファインディ(東京・品川)は、エンジニアの正社員採用支援「Findy」や、顧客の課題に合わせた業務委託人材をつなぐ「Findy Freelance」のマッチングサービスを提供する。同社の強みは、単純なマッチングサービスにとどまらず、開発生産性の向上やAI駆動開発のコンサルティングなど、組織全体の生産性向上を支援できる体制にある。同社のブースには、人材採用だけでなく、セキュリティや開発体制に関して課題を抱える企業が訪問し、積極的な意見交換が行われていた。

6日に登壇した末本充洋執行役員は、「AIの開発の進め方が分からない企業に対しコンサルティングも提供している」と語った。

技術者視点で新規事業を支援

フレンズは世界3カ国で4事業を展開する。
フレンズは世界3カ国で4事業を展開する。

フレンズ(東京・中央)は、日本・ベトナム・バングラデシュの3拠点で連携し、ソフトウェアを開発するグローバルスタートアップ企業だ。日本の開発ディレクターと海外拠点のエンジニアチームの協働により、品質と価格競争力を両立する点が同社の強みである。また、顧客企業の課題をエンジニアがヒアリングし、技術者の視点から新規の事業プランをブラッシュアップする開発支援を行っている。

昨年からは「伝統産業×IT・AI」の取り組みを強化しており、その象徴である抹茶事業が急成長中だ。同社CEOの安田瑞希氏は「注力中の抹茶事業への反響は大きく、伝統産業×AIというフレンズの戦略のフィットを強く実感した。具体的な連携の話も複数進んでおり、今後は日本の伝統を生かした事業展開をさらに加速させていく」と語った。

AIエージェント導入のワンストップサービス

SOLAZU(横浜市、ソラズ)は、15年に設立されたベトナムIT企業の日本法人として24年に設立。業務管理システムやクラウドサービスの開発、企業のDX支援などのサービスを提供している。

特に力を入れているのが、AIエージェントの受託開発およびライセンス提供だ。同社CEOの盛田博之氏は、「AI導入を検討している企業は多いが、実際に導入するケースはまだ少ない。私たちは社内の課題に対し、どのようにAIで解決するか伴走して成果に結びつける支援を行っている」と説明した。