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日本発AIも世界で存在感 ② ~NIKKEI THE PITCH Challenger

日本経済新聞社の「オープンイノベーションフェスティバル Final」で初日6日に開かれた「NIKKEI THE PITCH Challenger(NTPチャレンジャー)」では国内のAI関連のスタートアップ経営者らが登壇した。本記事ではLegalOn Technologiesを紹介する。

法務・契約領域のリーガルオン AIエージェントで世界へ事業拡大

リーガルオンも強みの法務・契約領域において、AIエージェントを開発し、世界展開している
リーガルオンも強みの法務・契約領域において、AIエージェントを開発し、世界展開している

国内AIエージェント分野で存在感を発揮しているのが、リーガル領域のProfessional  AIとしてグローバルで事業展開を加速するLegalOn  Technologies(東京・渋谷、リーガルオンテクノロジーズ)だ。メーン会場近くの出展ブースでは同社が強みとする法務・契約領域におけるAIエージェントのサービスなどについて詳しく紹介され、多くの来場者でにぎわった。

同社のアカウントセールスセクションの新妻凌氏は「セミナーと展示ブースが近く、セミナー後に来場者の方と直接お話しできる機会があった。スタートアップの代表から大手企業の役職者の方と接点を持つことができ、非常に良い機会となった」と語った。

同社は2017年に、弁護士として活躍していた角田望氏と小笠原匡隆氏が共同創業し、リーガル領域におけるProfessional AI企業として事業を拡大してきた。法律・契約に関する高度な専門知識と最先端AI技術を融合させていることが最大の強みであり、今回の出展でも今後の成長のけん引役である法務特化型エージェント「LegalOnアシスタント」といったサービスを紹介した。

これは「マターマネージメントエージェント」と「ドラフティングエージェント」がサービス利用者にとっては大きなメリットになる。マターマネージメントエージェントは、法務相談などの依頼に対してエージェントがリスク判定などをサポートして契約担当者の業務負担を軽減できる。ドラフティングエージェントは、最適な契約書のドラフト作成が可能であり、ここでも質の高い契約書を迅速に提供できる。

リーガルオンのブースも数多くの来場者が最新の法務・契約サービスについての説明に耳を傾けた。
リーガルオンのブースも数多くの来場者が最新の法務・契約サービスについての説明に耳を傾けた。

国内AIスタートアップで快挙 国内外の買収で事業拡大に弾み

同社は25年10月、AIプロダクトを提供してから6年半で年間経常収益(ARR)が100億円を突破した。すでに同社のサービス導入企業は2026年3月末時点で8500社を超え、米国など海外市場での事業展開も矢継ぎ早に手を打ってきた。今後の成長で試されるのは角田CEOが注力するAIエージェント分野でも強みを一段と発揮しつつ、法律・契約分野以外でもAI事業を拡大することが必要だ。国内外の有力テックやスタートアップとの連携や買収のほか、優秀な人材の採用などが必要になる。

今回のイベントでは、AIエージェントに関心の高い来場者が数多く集まった。リーガルオンのブースも多くの参加者を集めた。新妻氏も「展示会後に開かれた交流会イベントでは多くの来場者とお話しする機会があり、名刺交換もできて良かった」としている。