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NIKKEI THE PITCH GROWTH ブロック大会 受賞企業の横顔【4】アトツギベンチャー編

日本経済新聞社の「NIKKEI THE PITCH GROWTH(グロース)」ではアトツギベンチャーが存在感を示してきた。今年も野心的な経営で新風を吹き込むアトツギたちが数多く登壇した。全国8地区のブロック大会ではプラチナパートナーであるSMBCベンチャーキャピタルとストライクがそれぞれ3社、4社を表彰するなど活躍が目立った。

廃棄布をアップサイクルした美しい
繊維素材を世界に発信
女子高校生アトツギの挑戦

姫井美桜氏はアトツギとして作業服の青い布を再利用したニューノスを使い、スマホ入れなどを商品化した
姫井美桜氏はアトツギとして作業服の青い布を再利用したニューノスを使い、スマホ入れなどを商品化した

中国・四国ブロック大会でSMBCベンチャーキャピタル(SMBCVC)賞を獲得したのは創業140年を超える染色加工会社のセイショク(岡山県倉敷市)だった。地元の岡山市内で開かれた予選大会で登壇したのはアトツギである高校2年生の姫井美桜氏。廃棄布をアップリサイクルする新素材「NUNOUS(ニューノス)」について自ら商品開発に取り組んできた経緯を含めて説明した。美桜氏は「ニューノスというのは多様な素材をアップサイクルでき、美しくて唯一無二の柄を作れる。繊維の街である岡山から、新しい素材の良さを世界に発信していきたい」と語る。

斜陽の繊維産業の娘婿 「会社の弱みを強みにしたい」

ニューノスは親子鷹で挑んでいるアトツギベンチャービジネスだ。2011年に娘婿としてセイショクに入社して社長となった父親の明氏が立ち上げた新規事業がニューノスだった。当時は業績不振で厳しい経営環境にある中で、明氏は新規事業として社内で50のアイデアを募って徹底的に議論して、最後に染色工場で発生する規格外の廃棄布のアップサイクルに行き着いた。「会社の弱みを強みにすることが重要だった」(明氏)。岡山県工業技術センターの支援も受けて17年に量産技術を確立した。

姫井明(右)新規事業として立ち上げたニューノスは数多くの布を積層して、美しくて唯一無二の柄ができることが強みだ。右から2番目が美桜氏で、3人の男性社員は生産やデザインなどを担当している
姫井明(右)新規事業として立ち上げたニューノスは数多くの布を積層して、美しくて唯一無二の柄ができることが強みだ。右から2番目が美桜氏で、3人の男性社員は生産やデザインなどを担当している

廃棄される大量の布を植物由来の樹脂と重ね合わせて圧縮ブロック状にした後で水平方向にスライスする。同社が得意とする作業服向けの綿・ポリエステル布のほか、デニムなど多くの素材で作ることができる。明氏は「重要なのは廃棄される布や衣料品を粉砕せず、そのまま素材として再利用できることだ。環境・デザイン意識の高い企業にとってはニューノスとしてのアップサイクルが魅力的な選択肢になっている」という。

大手ゼネコンなど大手企業から受注は好調 元の素材を生かしたアップサイクルが強み

ニューノスが注目されるようになったのはゼネコン大手のデザイナーが作業服の再利用で採用したことが大きい。グレーの作業服で廃棄されるものを供給してもらい、セイショクがニューノスとしてよみがえらせ、建物内でエレベーターホールや男女のトイレのサインなどとして使った。これを契機に、他のゼネコン大手などから同じような依頼が相次いだ。航空機や自動車の内装材のほか、劇場のシートやカーテン、プロスポーツチームのユニフォームまで元の素材を生かしながら、新しく生まれ変わった素材にして提供している。

課題となっていたのはニューノスの認知度の低さだった。そこで美桜氏が消費者向けの製品開発を担った。中学3年生の時に、探求学習のテーマとしてニューノスの商品開発に取り組んだ。美桜氏は「自分で新しい商品をデザインしたり、どのように売るかを考えたりすることは楽しかった」という。社内のデザイナーらの協力も得て、ペンケース、スマホ入れ、カードケースの3つの商品を開発した。クラウドファンディングで63人から40万円以上を集めた。中小企業庁主催のアトツギ甲子園ではファイナリストにも選ばれて取材も増え、それが認知度の大きな向上につながった。

課題は消費者の認知度の低さ 同級生の知恵で魅力的な商品投入

美桜氏は高校の同級生や後輩の中学生たちとプロジェクトチームを立ち上げて新商品を開発し、渋谷ロフトで展示販売もした
美桜氏は高校の同級生や後輩の中学生たちとプロジェクトチームを立ち上げて新商品を開発し、渋谷ロフトで展示販売もした

美桜氏は高校入学後、「自分の発想だけでは限界がある」と思い、仲間を募って商品を開発した。同級生2人と、後輩の中学生6人でプロジェクトチームを作り、校内でデザインコンテストも開いた。アトツギ甲子園を見ていた都内のデザイナーも協力してくれて、25年夏に「アロマの花」「リボンチャーム」「IDパスケース」という3つの新商品が生まれた。25年8月末から渋谷ロフトなどで発売し、仲間たちと店頭で一緒に説明しながら販売した。美桜氏は春から高校3年生であり、まずは受験と学業に集中する。「大学に入って視野や知識を広げていきたい」という。

姫井社長は「繊維産業は海外の割安な衣料品に押されて厳しい状況が続いてきた。ただ、作業服をきれいに仕上げる染色の技術など海外でまねできないことがある。繊維はどこにでも使われていて、それをアップサイクルするニューノスには建材などを含めて可能性がある。美桜を含めて若い人たちの感性を生かし、時間をかけて大きな事業に育てていってもらいたい」と語った。

伝統の漆塗りで世界の高級ブランドも魅了

香山塗装工業はアトツギの香山祐樹氏(右奥)が祖父の幸生氏(左)と、父の敬祐氏(左から2人目)の思いを引き継ぎ、漆塗りの素晴らしさを世界に広げようとしている
香山塗装工業はアトツギの香山祐樹氏(右奥)が祖父の幸生氏(左)と、父の敬祐氏(左から2人目)の思いを引き継ぎ、漆塗りの素晴らしさを世界に広げようとしている

「日本を代表する伝統文化である漆塗りには世界を魅了する美しさと最も強い塗料としての機能性がある。もっと大きな市場を切り開けるはずだ」。京都北部・丹後地方にある香山塗装工業(京都府与謝野町)のアトツギである香山祐樹専務はこう強調する。25年11月26日に岡山市内で開かれた近畿ブロック大会の予選でSMBCVC賞に輝いた。その日開かれた交流会ではSMBCVCの佐伯友史社長から「このビジネスはすごく良いから、思い切ってやってほしい」と激励され、香山氏も「自信になった」と振り返る。

出雲大社でも漆塗りを担う 最新鋭の精製工場も建設

香山塗装は父親の敬祐社長が15年に創業した。敬祐氏は地元の塗装会社で長く働き、名人と言われた職人だった。独立したのは漆塗りに本格的に取り組みたかったからだ。祐樹氏の祖父の幸生氏は1980年代から各地で本格化した古代米復活プロジェクトとの中核メンバーだ。伊勢神宮など多くの格式ある神社に古代米を奉納していた。息子の敬祐氏が腕の良い塗装職人であることから、漆塗りを頼まれた。国宝や重要文化財では文化庁の規定により国産漆を塗って平面を均一にする研ぐ工程を80回以上も繰り返すこともあり、これができる職人が少数に限られていた。地元の元伊勢籠神社のほか、出雲大社など格式のある寺社仏閣を数多く手掛けている。

祐樹氏は父親を助けるために20年初めに家業に入った。23年年秋に敬祐氏が病に倒れて長期入院してから会社が大赤字であることを知った。敬祐氏は利益を度外視してでも丁寧な仕事をしてきたからだ。ただ、祐樹氏は「父親がお客さんから信頼されていたことが、アトツギの私にとって大きな財産になった」という。

祐樹氏はルイ・ヴィトンの国内店の商談カウンターで国宝の曜変天目茶碗のようなデザイン(左側)の漆塗りをした
祐樹氏はルイ・ヴィトンの国内店の商談カウンターで国宝の曜変天目茶碗のようなデザイン(左側)の漆塗りをした

祐樹氏は「漆塗装はレッドオーシャンの中のブルーオーシャンである」とすぐ直感した。国内の漆産業は漆の原料の生産から塗装まで高齢化で働き手が激減し、手掛けられる会社も少なくなっていた。「重要な文化財では必要な国産漆は1グラムが5万円以上で、史上最高値を更新した金よりもはるかに高かった」という。

同社では漆の植林も現在の4倍の年2000本に増やし、漆の原液の精製から内装用の漆パネルの塗装などができる最新鋭工場を建設する。来年春に本格稼働し、投資額は3億円程度だ。地元・与謝野町の雇用も拡大できる。他の地域の森林組合とも連携し、漆の原液の調達を増やし、10年後には年4トンの生産を目指す。これは現在の国内生産量の2倍近くに相当する。

ルイ・ヴィトンも採用 高級古民家宿も各地で展開

こうした積極策には勝算がある。国内外のラグジュアリー企業の香山塗装の漆に注目しているからだ。高級ブランド世界大手であるLVMHHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンも有力顧客だ。国内の旗艦店などの商談カウンターの天板で国宝の曜変天目茶碗をイメージした漆塗りなどもしている。国内外の高級ブランドからの発注が相次いでいる。京都の東山にある有名和食店、「祇をんきらら」のカウンターの漆塗りなどもしている。

祐樹氏(右)は若い社員とともに古民家を漆塗装で高級宿に改装しており、漆を含めた宿泊施設などの内装をトータルで請け負いたい
祐樹氏(右)は若い社員とともに古民家を漆塗装で高級宿に改装しており、漆を含めた宿泊施設などの内装をトータルで請け負いたい考えだ

祐樹氏は「漆塗りに加え、丹後の名物である丹後ちりめんや、兵庫県北部の出石焼など地域の工芸品も含めて内装や空間をトータルで提案していきたい」と語る。丹後地域では地元の与謝野町と、舟屋で有名な伊根湾で古民家を改装して漆塗りを施した高級宿を年内にも相次ぎ稼働させる。これをモデルとして漆塗りなど素晴らしさを体験できる宿泊施設の改装などを請け負っていく。

祐樹氏は「故郷である丹後半島は石川の輪島や福島の会津のように漆器で有名だったわけではない。漆は各地で育てることができる。仲間を増やし、世界の人々を魅了できる漆の事業を文化として広げていきたい」と強調する。塗装業は「技能や芸術性が求められるやりがいのある仕事」として美大卒業者の新卒採用もしていく。漆塗りという伝統工芸が建築分野で持ち前の艶やかな光を放つことにもつながる可能性がありそうだ。

奈良時代から受け継ぐ紙漉き技術 EV電池の火災防止など新市場開拓

関根氏(左)は大学院卒の若手研究者を採用し、耐熱性をさらに高めた紙素材の新たな用途の開発に取り組んでいる
関根氏(左)は大学院卒の若手研究者を採用し、耐熱性をさらに高めた紙素材の新たな用途の開発に取り組んでいる

「奈良時代から続く伝統工芸である和紙作りの技術を生かして、新たな市場を開拓していく。埼玉の小さな町から世界を目指したい」。関東ブロックでSMBCVC賞を獲得したセキネシール工業の関根俊直社長はこう強調する。同社は自動車のエンジン部分でオイル漏れを防ぐガスケットを紙で作る技術を確立したパイオニア企業の1つであり、国内自動車メーカーすべてが同社の紙素材を使ったガスケットを採用している。最近では大学院卒の若手研究者の採用にも力を入れ、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池で火災を防ぐ新素材の実用化などを進めている。

創業者の祖父 進駐軍のジープから紙を使った自動車部品を開発

セキネシールの本社がある埼玉県小川町は奈良時代からの和紙作りで知られ、正倉院の文書でも記録が残されている。関根氏の先祖も江戸時代から和紙を作っていた。同社の創業者で、祖父でもある照夫氏が第二次世界大戦後すぐに進駐軍のジープを見て、自動車向けとなる紙素材の開発に着手した。1958年に発売され、大ヒットした小型車「スバル360」でもガスケットに採用されている。関根氏は「私の祖父は紙漉きでは家族が食べていけないと思って、自動車用の開発に取り組み成功させた。その先見性と行動力がすごかった」と振り返った。

関根氏は2011年に大学を卒業してからアイシン精機に入社して生産管理などを担当した。家業を引き継ぐかどうか悩む中、16年にはビズリーチに転職した。自分がどのような仕事をしていきたいか考えることができるからだ。最終的には20年にアトツギになることを決めた。ビズリーチの創業者である南壮一郎氏からは退職前に2時間もアドバイスと激励をしてもらった。「南さんはよく仕事づくりは仲間探しだと言っていた。社員一人ひとりに寄り添わないと、会社の経営はうまくいかないという考え方は今も大切にしている」という。

若手研究者の採用に注力 製紙大手にできない紙漉き技術を進化

関根氏は会社に戻って、採用や組織作りに力を入れた。特に開発体制の強化が必要だった。自動車用ガスケットは車検の際に交換され需要が安定しているが、競合素材も多く成長を見込むのが難しい。生物化学や木材を専攻する大学院卒の研究者らを採用して新たな用途開拓を進めている。有望なのはEV向けに開発した素材だ。リチウムイオン電池を構成する複数の電池セルの間に封入して延焼を防ぐことができる。これは薄さが1ミリ以下で、1000度近くの耐熱性がある。大手素材メーカーと一緒に自動車各社と商談をしている。

関根氏(右)は伝統の紙漉きの技術を生かして、自動車のガスケットなど薄くて難燃性の高い紙素材を作れることが強みだとしている
関根氏(右)は伝統の紙漉きの技術を生かして、自動車のガスケットなど薄くて難燃性の高い紙素材を作れることが強みだとしている

関根氏は「リチウムイオン電池の発火事件が相次ぐ中で、難燃性に優れ、薄くて安い紙の新素材の需要はEV以外でも確実に増えていく」としている。セキネシールの強みは祖父の照夫氏の時代から蓄積してきた紙の原料やものづくりの豊富な知見であり、若手研究者らとさらに進化させようとしている。関根氏は「伝統の紙漉き技術では大手の製紙メーカーにはできないモノづくりができる。ゆっくりと水で原料をすいていくことで、薄くて頑丈で、熱にも強いなど新たな素材を作ることができる。アトツギとして、人生をかけて和紙の可能性を広げていきたい」と語った。

町工場の技能を生かせるスポット受発注サイトを展開

加藤工業の加藤社長(左)は丸菱製作所の戸松社長(右)が始めたアスナロを活用して、得意の長尺シャフトの旋盤加工の仕事を増やしている
加藤工業の加藤社長(左)は丸菱製作所の戸松社長(右)が始めたアスナロを活用して、得意の長尺シャフトの旋盤加工の仕事を増やしている

「円安で多くの輸出企業が高収益でも、中小の町工場の経営は厳しい。子供に継がせたくなくて廃業することも増えている。日本のモノづくりを支える町工場が連携して強さを発揮するために、仕事を気軽に受発注できるメルカリのようなサービスが本当に求められている」。丸菱製作所(愛知県春日井市)の3代目である戸松裕登社長はこう強調する。中部ブロックでストライク賞を獲得した。町工場が旅行サイトでホテルを予約するように仕事を受発注できるECサービス「ASNARO(アスナロ)」を手掛けてきた。

アスナロは22年4月にサービスを始めた。現在は中部地区を中心に約970社が会員登録し、最近1年間で300社程度増えた。戸松氏は「当初目標だった1000社の会員が集まった。これからは取引が増えるように限度額の100万円を300万円にしたり、大手企業やスタートアップから仕事が受けやすいように請求書発行で後払いできたりするようにしたい」と語った。

「営業がいなくても、得意の旋盤で新規顧客を獲得できる」

加藤工業の加藤氏(右)はアスナロサイトで、仕事を受けるだけでなく、発注先も探している
加藤工業の加藤氏(右)はアスナロサイトで、仕事を受けるだけでなく、発注先も探している

アスナロでは1000社のうち100社程度がアクティブユーザーであり、そのうちの1社が名古屋市中川区にある加藤工業だ。同社の加藤暢子社長は「うちは6メートルのような長いシャフトの旋盤加工を得意にしている。月に1、2件ぐらいアスナロを通じて受注でき、経営的にメリットが大きい」と語る。同社は従業員6人でも経験豊富な熟練工がそろっている。加藤氏は「アスナロで仕事を発注してくれた会社の人たちが私たちの工場を見学にきてくれて、『良い仕事をされていますね』と言われてうれしかった。アスナロであれば、営業がいなくても得意の旋盤の仕事で新たな顧客を獲得できることが大きい」という。

加藤工業も町工場特有の悩みを抱えている。最も大きな案件は70センチの長さと直系15センチのシャフトにノコギリ刃で深い溝を加工する技術であり、製鉄所の設備の基幹部品として使われていた。70歳を超えた熟練工が体調不良で退職したことで仕事を受けられなくなった。加藤社長は「もし、アスナロでこの工程を頼めれば、再び受注できるようになる。町工場では同じことを考えている経営者がたくさんいるはず」と語る。

「営業がいなくても、得意の旋盤で新規顧客を獲得できる」

戸松社長はこれから第2フェーズとしてアスナロを日本の町工場の未来を担うプラットフォームとして浸透させようとしている。まずは関東では20社程度の会員がいるが、受発注を成立させるために200社程度まで会員を増やす。中部では当初目標だったアスナロ会員1000社は達成できることから、利用を増やせるように促す。アスナロのYoutubeチャネルも立ち上げたい考えだ。1000社の会員のうち3割の会員が月に50万円を受注できれば、1億5000万円になる。アスナロは会員の登録費がゼロで、受注額の10%を丸菱製作所に支払い、運営費に使われる。

戸松社長は「町工場ではベテランの職人の数も減少している。今までと同じように仕事を受けることが難しくなっている。自社の強みに特化して価値を維持しながら、お互いの強みを生かして経営するアスナロのようなインフラが必要になってくるはずだ」と強調する。

3月8日に開催された決勝大会でもアトツギベンチャーが4社も進出した。NIKKEI THE PITCH GROWTHではスタートアップ大国を目指す日本で重要な役割を担うアトツギベンチャーが強く輝けるように後押ししていく。