NIKKEI THE PITCHスタートアップ/アトツギベンチャー/
ソーシャルビジネス起業家/学生
支援プロジェクト

2024年度 NIKKEI THE PITCH GROWTH2025年3月1日決勝大会開催ファイナリスト⼀覧

決勝大会 会場聴講/LIVE配信

日経ホール(東京・千代田区)

会場聴講お申し込み締切:2025年2月20日 23:59
LIVE配信視聴お申し込み締切:2025年3月1日 18:50

  • 岸 敬介

    北海道ブロック

    SMBCベンチャーキャピタル賞 T&D保険グループ賞

    株式会社キシブル(北海道札幌市)

    登壇予定者岸 敬介

    研修の未来を変える、「空間リアライゼーション」。

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 小田 翔武

    東北ブロック

    AstroX株式会社(福島県南相馬市)

    登壇予定者小田 翔武

    宇宙開発で "Japan as No. 1" を取り戻す

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 宮内 聖

    東北ブロック

    SMBCベンチャーキャピタル賞 レオス賞

    株式会社TOMUSHI(秋田県大館市)

    登壇予定者宮内 聖

    カブトムシによる廃棄物処理と循環型社会の実現

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 中尾 健人

    東京Aブロック

    株式会社Gaianixx(東京都文京区)

    登壇予定者中尾 健人

    エピタキシャル結晶優位性が半導体グローバル覇権を制す

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 下川 穣

    東京Aブロック

    T&D保険グループ賞

    株式会社KINS(東京都江東区)

    登壇予定者下川 穣

    菌で慢性疾患の根本解決に貢献する

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 長壁 一寿

    東京Aブロック

    株式会社アルバトロス・テクノロジー(東京都中央区)

    登壇予定者長壁 一寿

    次世代のための「国産浮体式風車」でエネルギーの常識を変える

    ブロック大会ピッチラン

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  • 磨 和寛

    東京Bブロック

    T&D保険グループ賞

    トリニティ・テクノロジー株式会社(東京都港区)

    登壇予定者磨 和寛

    資産凍結の危機 240兆円を守れ

    ブロック大会ピッチラン

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  • 大出 大輔

    東京Bブロック

    レオス賞

    ASTRO GATE株式会社(東京都あきる野市)

    登壇予定者大出 大輔

    〜世界中を1時間でつなぐ〜世界中の宇宙港の企画運営

    ブロック大会ピッチラン

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  • 佐賀 清崇

    東京Bブロック

    Agro Ludens 株式会社(東京都千代田区)

    登壇予定者佐賀 清崇

    米と麹で食料問題とエネルギー問題を同時に解決します

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 髙岡 昂太

    関東ブロック

    株式会社AiCAN(神奈川県川崎市)

    登壇予定者髙岡 昂太

    子どもの虐待対応をテクノロジーで解決する

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 八木 進

    関東ブロック

    株式会社DigitalArchi(神奈川県鎌倉市)

    登壇予定者八木 進

    建築の「つくる」をつくる

    ブロック大会ピッチラン

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  • 植村 文彦

    関東ブロック

    レオス賞 T&D保険グループ賞 横浜銀行賞

    株式会社CROSS SYNC(神奈川県横浜市)

    登壇予定者植村 文彦

    遠隔ICUから始める「ICU Anywhere」の実現

    ブロック大会ピッチラン

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  • 豊吉 隆一郎

    中部ブロック

    名南M&A賞 オーディエンス賞

    株式会社トクイテン(愛知県名古屋市)

    登壇予定者豊吉 隆一郎

    持続可能な農業実現のため愛知のロボット技術で世界に挑戦

    ブロック大会ピッチラン

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  • 平田 富太郎

    中部ブロック

    株式会社GYXUS(三重県四日市市)

    登壇予定者平田 富太郎

    石膏ボードを地球に埋めない社会を創る

    ブロック大会ピッチラン

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  • 谷口 信介

    近畿ブロック

    名南M&A賞

    株式会社TI plusホールディングス(大阪府岸和田市)

    登壇予定者谷口 信介

    未来のトイレ エコノワ

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 髙丸 泰幸

    近畿ブロック

    髙丸工業株式会社(兵庫県西宮市)

    登壇予定者髙丸 泰幸

    ロボットで、働く力自由に広がる

    ブロック大会ピッチラン

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  • 久保 駿貴

    近畿ブロック

    株式会社ABABA(大阪府吹田市)

    登壇予定者久保 駿貴

    お祈りメールをエールに。最終面接まで進んだ就活生にオファーができるスカウト型サービスABABA

    ブロック大会ピッチラン

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  • 村松 亮

    中国・四国ブロック

    SMBCベンチャーキャピタル賞 レオス賞 T&D保険グループ賞

    株式会社クロスメディスン(徳島県徳島市)

    登壇予定者村松 亮

    赤ちゃんの泣き声理解推進アプリ あわベビ

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 牛垣 希彩

    中国・四国ブロック

    株式会社マクライフ(岡山県津山市)

    登壇予定者牛垣 希彩

    もう落ちない天井「マクテン」

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 瀧本 朋樹

    九州・沖縄ブロック

    コースタルリンク株式会社(福岡県福岡市)

    登壇予定者瀧本 朋樹

    安心とつながる海上ネットワーク ~コースタルリンクで実現する次世代の航行支援~

    ブロック大会ピッチラン

    企業の肖像(企業紹介)

  • 石橋 孝太郎

    九州・沖縄ブロック

    Local Local株式会社(宮崎県宮崎市)

    登壇予定者石橋 孝太郎

    国内の酒蔵をロールアップするブランドホールディングス

    ブロック大会ピッチラン

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  • 山城 由希

    沖縄特別大会

    株式会社日本バイオテック(沖縄県糸満市)

    登壇予定者山城 由希

    「海ぶどうの生産×観光」で地域産業を創造する

    ブロック大会ピッチラン

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決勝大会 会場聴講/LIVE配信

日経ホール(東京・千代田区)

会場聴講お申し込み締切:2025年2月20日 23:59
LIVE配信視聴お申し込み締切:2025年3月1日 18:50

決勝大会 会場聴講/LIVE配信

株式会社キシブル岸 敬介

VR教育コンテンツ、熟練技術の伝承も容易

キシブルはVR教育コミュニケーションツール「iVRES」を手掛ける。通常のVRカメラを使い簡単に学習用コンテンツを作成できる。主力の医療向けではVR映像により手術室での医療機器の操作方法などを分かりやすく学ぶことができる。VR映像を使う教育マニュアルは熟練技術の伝承といったモノづくり分野でも需要が高まっている。同社の岸敬介代表取締役は「現在は医療がメインだが、建設や製造業からも引き合いがある」と指摘し、海外での事業化も進めて生きた考えだ。

決勝大会 会場聴講/LIVE配信

AstroX株式会社小田 翔武

気球使って小型ロケットを宇宙に 打ち上げコスト削減

AstroXは宇宙ベンチャーとして小型ロケットの低コストでの打ち上げを目指す。気球で小型ロケットを高度20㌔㍍まで運んでからエンジンを点火し、宇宙空間に送り出す「ロックーン」方式という独自技術がある。純国産ロケット「H2A」の顔として長く活躍してきた三菱重工業OBである前村孝志氏らが参画し、大林組や宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも連携している。AstroXの小田翔武CEO(最高経営責任者)は「気球を使うことにより、ロケットの射場の整備などのコストを大幅に削減できる」と語った。

決勝大会 会場聴講/LIVE配信

株式会社TOMUSHI宮内 聖

カブトムシに無限の可能性、地球の食糧問題解決も視野

トムシはカブトムシを使う「異色の昆虫ベンチャー」として成長している。カブトムシに木質系の廃材などを食べさせて処理するほか、たんぱく質が豊富な幼虫を水産物の飼料にしたり、排出された幼虫の糞を肥料としたりするなど幅広い用途で事業化を進める。同社の強みは「カブトムシの品種改良のノウハウ」であり、ふ化から出荷までの期間が通常より4倍ぐらい早い。同社の宮内聖最高執行責任者(COO)は「地球の人口が100億人を超えるかもしれない。カブトムシのたんぱく質が重要になるはず」と強調する。

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株式会社Gaianixx中尾 健人

次世代パワー半導体で低コスト実現、EVなどの高性能化にも寄与

Gaianixxは東京大学発の半導体ベンチャーであり、同社が開発した「多能性中間膜」という独創技術を使うと、電圧や電流を制御するパワー半導体のコストを大幅に引き下げ、性能も高めることができる。最大の特徴は安価なシリコン基板を使えることだ。国内外で60以上の特許を申請している。電気自動車(EV)のモーター制御など幅広い用途が想定されている。同社の中尾健人CEOは「現在、10社と技術開発に取り組んでいる。多くの企業との協業により幅広い分野で実用化に取り組みたい」と語った。

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株式会社KINS下川 穣

ヒトの常在菌で皮膚ケア商品、慢性疾患の解決も視野

KINSは、腸内細菌などの常在菌に関する様々な製品を提供しており、皮膚などのケアをするサプリメントやスキンケア商品などの販売が好調だ。同社は歯科医師の下川穣氏が起業し、アトピー性皮膚炎などで成果を出している。同社の枝常拓最高財務責任者(CFO)は、「私たちは菌により世界の慢性疾患の解決に貢献したいと考えている。現在は皮膚の分野で成果が出ており、今後はこのビジネスモデルを腸内や口腔内や婦人科など他の分野でも広げていきたい」と指摘している。

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株式会社アルバトロス・テクノロジー長壁 一寿

洋上浮力発電でコスト削減、日本発の脱炭素技術で勝機

アルバトロス・テクノロジーは国産の浮体式洋上風力発電設備の開発に取り組んでいる。同社の強みは「浮遊軸型風車(FAWT)」という技術。風車の回転を電力にする発電機を海面近くにできる設計により、大型の風力発電設備が低重心で安定し、建設費も大幅に削減できる。長壁一寿最高執行責任者(COO)は「長崎県壱岐市で小型設備の実証実験を計画しており、その後に大型設備の実用化していきたい。浮体式分野では日本が世界をリードできる」と強調した。

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トリニティ・テクノロジー株式会社磨 和寛

認知症高齢者の資産凍結問題、安心サービスで解決へ

トリニティ・テクノロジーは日本の高齢化社会で深刻な課題である「認知症による資産凍結」に対して、数多くの金融機関と連携して安心サービスを展開している。高齢の親が認知症になる前に信頼できる子供らと信託契約を締結して財産の管理・運営をしたり、頼れる家族がいない高齢者向けには見守りや財産管理などを請け負ったりしている。同社の創業者である磨和寛CEOは「認知症高齢者の資産が凍結される問題を多くの人に知ってもらいたい」とし、「認知症になっても高齢者はもちろん、家族も安心できるような仕組みを作りたい」と指摘した。

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ASTRO GATE株式会社大出 大輔

ロケット離発着の宇宙港を整備、自治体の産業集積後押し

ASTRO GATEはロケットの離発着拠点とする「宇宙港(スペースポート)」の企画・運営を主力事業とする。福島県相馬市と協定を結び、ベンチャーや大学による小型ロケット打ち上げの実証実験などに幅広く協力してきた。同社の大出大輔代表取締役は大手ゼネコンの大林組で耐震技術を研究していた技術者であり、宇宙ビジネスの将来性を感じて同社を創業した。「ロケットの打ち上げが今後急速に増えていく。自治体などにとっては大きな産業集積のチャンスであり、こうした動きを後押ししていきたい」という。

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Agro Ludens 株式会社佐賀 清崇

米と麹菌から代替肉、航空燃料の原料にも活用

Agro Ludensは、米由来の代替肉(マイコプロテイン)を主力事業とする。米のたんぱく質に麹(こうじ)菌を加えて発酵させて製造しており、特にひき肉に近い食感があるところは特許技術として持つ強みとなっている。副産物として出てくる米由来の糠液(ライスシロップ)はSAF(持続可能な航空燃料)用バイオエタノールとして生産する事業化も検討している。佐賀清崇CEOは「日本の食としておいしさにこだわっている。お米の価値を最大化したい」と強調する。

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株式会社AiCAN髙岡 昂太

児童虐待撲滅へAI活用 アプリで相談業務を支援

AiCANは自治体の児童相談所や児童虐待の対応部署を対象に業務支援システムなどを提供している。タブレットのアプリで、虐待とされる子供の傷など様々なデータを収集し、AI解析などで相談の対応などを支援する。同社の髙岡昂太CEOは「毎年、虐待では50万件の通告が児童相談所などに寄せられており、専門人材の不足などの問題があり応が難しい。テクノロジーの力でこうした状況を変えていきたい」と語った。

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株式会社DigitalArchi八木 進

3Dプリンターで廃棄プラを建築材に 災害時の仮設住宅でも活用

DigitalArchiは廃棄プラスチックを材料として大型の建築用3Dプリンター技術を開発している。慶応義塾大学と竹中工務店の技術研究所の研究成果を活用し、建物の建築時にコンクリートなどを流し込む型枠を作ることができる。同社の共同創業者は国内で3Dプリンターの第一人者として知られる慶應義塾大学の田中浩也教授だ。同社の八木進氏は「廃棄プラスチックの型枠を内装材などにすることも計画している。防災シェルターや仮設住宅などでも使える」と強調した。

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株式会社CROSS SYNC植村 文彦

患者を遠隔モニタリング ICU医師不足に対応

CROSS SYNCは横浜市立大学発の医療スタートアップだ。国内の医師不足問題でも特に深刻とされるのが集中治療(ICU)の専門医であり、この課題を解決するために遠隔でのモニタリングなどの技術を実用化している。創業者で横浜市立大学附属病院の集中治療部長である髙木俊介氏は現場の医師たちの悩みを効果的に解決できる技術を生み出している。同社の代表取締役である植村文彦氏は「私たちの横浜モデルを全国に展開していきたい。すでに東北エリアでも導入され、全国から引き合いがきている」という。

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株式会社トクイテン豊吉 隆一郎

ロボット技術で持続可能な農業へ 新規参入企業にノウハウ提供

トクイテンは、ロボットやAIを活用した農産物の栽培技術を開発している。豊吉隆一郎代表取締役は「ロボコン」で活躍する岐阜高等専門学校の学生時代からロボット関連技術の開発に取り組んできた。「日本で農業従事者の高齢化が進む中で、ロボットなどによる自動化が重要になっている。持続可能な有機農業を実現していきたい」という。愛知県知多市ではピッキングロボなどを導入したミニトマトの有機栽培をしている。農業への参入を狙う企業などに、こうしたノウハウを集めたパッケージとして販売していきたい考えだ。

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株式会社GYXUS平田 富太郎

建材用石こうボードを再利用、全国で調達拠点づくり

GYXUSは建材として大量に利用される石こうボードの完全リサイクル化に取り組んでいる。石こうボードは安価で耐久性が高く、ほとんどの建物で壁材や天井材として使われている。ただ、廃棄ボードのリサイクルが進んでいなかった。同社の技術では廃ボードを破砕し、紙と分離した石こうを焼成するなどして再生できる。平田富太郎社長は「脱炭素に向けて石炭火力発電が減少すれば、その副産物でありボードの主原料である石こうボードが安定して調達できなくなりかねない」と指摘し、全国各地の事業者とリサイクル拠点の展開を進めている。

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株式会社TI plusホールディングス谷口 信介

環境に優しいトイレを世界展開、微生物を活用して感染症リスクを軽減

TI plusホールディングスは環境に優しいトイレ「エコノワ」で世界展開する。トイレから排出される汚水を浄化して再利用できるトイレシステムを開発している。同社の強みは微生物を使う独自のろ過技術であり、すでに20年以上もろ過材を入れ替えなくても継続利用できているという。同社で営業を担当する谷口信介氏は「世界中の人々にエコノワを使ってもらい、感染症で苦しむ人々の健康を守り、子供たちの命を救いたい」と語った。世界では安全に管理されたトイレを使えない人は約42億人とされ、持続可能なトイレの需要は大きい。

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髙丸工業株式会社髙丸 泰幸

溶接ロボットを遠隔操作、現場の作業負担軽減

高丸工業はパソコンで遠隔操作ができる溶接ロボットシステム「WELDEMOTO」を開発した。パソコン画面上のCGロボットを操作すると、実際のロボットも連動し遠隔で安全に操作できるという。現場での作業負担の軽減などが可能になる。同社は創業60年を超えるロボット開発の老舗として豊富なノウハウを結集した。同社のアトツギである髙丸泰幸氏は「誰もが簡単にロボットを扱えるようにしたい」と語っており、今後も塗装など他のロボットでも遠隔操作ができるように開発を進めていく考えだ。

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株式会社ABABA久保 駿貴

「お祈りメール」学生の就活支援、企業の新卒採用に新風

ABABAは就活支援サービスですでにユーザー企業が2000社を超えるほど急成長している。同社は新卒特化の「ダイレクトリクルーティングサービス」を生み出した。最終面接まで進んだ就活生に対して企業から送られる不採用通知の「お祈りメール」に着目し、こうした学生のみが登録できるサイトを運営している。採用担当者にとっては他社の人事が一定の評価を下した就活生に効果的にリーチできる。同社の久保駿貴社長は「自社の採用がうまくいくだけでなく、他の企業の採用もうまくいくことを考えるような新たな枠組みを作っていきたい」と語った。

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株式会社クロスメディスン村松 亮

赤ちゃんの感情をスマホで判断、産後鬱の解決にも寄与

クロスメディスンは徳島大学発ベンチャーであり、赤ちゃんの泣き声で感情を判断し、対処法を提案するスマホアプリを開発している。同大学の医学生である中井洸我氏が創業者としてCEOを務めている。実母が育児ストレスで難聴になったという経験から産後鬱という社会課題に対してAIによる解決をめざす。アプリ「あわベビ」は赤ちゃんの泣き声から、「眠たい」「不快」など11種類の感情に分類できるという。中井CEOは「現在87%の精度で感情を推定することができている」とし、海外展開も計画している。

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株式会社マクライフ牛垣 希彩

テント用膜材で安全な天井に 震災時の落下被害軽減

マクライフは、震災時に落下して人命を奪いかねない天井を、テントで使う膜材に置き換えようとしている。同社の「膜天井」は強化ファイバーシートであり、軽量かつ柔軟なために建物の揺れに合わせて形を変えて屋根材など落下物しても受け止められるという。同社は、創業47年のテント製造会社のアトツギである牛垣希彩氏が膜天井の普及に取り組んでおり、「東日本大震災では約2000件の天井の落下事故が起きていた。私たちが培ってきた技術や経験を生かし、真に安全な天井を作りたい」と強調する。

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コースタルリンク株式会社瀧本 朋樹

海上交通向け通信ネットワーク、船舶事故の抑制に貢献

コースタルリンクは、3000万隻を超える船が貨物を運んでいる海上交通の安全を維持するために安全な通信ネットワークをサービスとして提供する。現在の海上通信の課題は、共通の通信規格がなく、船舶同士の事故や事故後の救援遅れなどが起きているという。これから国際的な通信規格として利用される「VDES」に対応したインターネットサービスが可能になる。同社の瀧本朋樹代表取締役は「通信のためのゲートウェイ機器の設備などを低コストで作り、提供していく」と語った。

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Local Local株式会社石橋 孝太郎

眠ている焼酎を世界の高級酒に 地域の蔵の力を再発見

Local Localは全国の焼酎蔵にある販売予定のない貯蔵酒を厳選し、リブランディングして国内外で提供している。宮崎県日南市にある焼酎の酒販店を事業承継したほか、各地の焼酎蔵に眠る熟成の貯蔵酒もブランド焼酎として販売している。すでにフランスで開かれた蒸留酒の品評会でも最高賞を獲得した。同社の江本侑太代表取締役は「全国の中小酒蔵では事業継承者問題に加え、地元の酒店に販売を依存している。こうした課題を解決するためにM&Aをしたり、販売を支援したりしている」と語った。日本酒市場への参入も考えているという。

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株式会社日本バイオテック山城 由希

沖縄の海ぶどうを世界に フレンチ向け食材で輸出

日本バイオテックは沖縄県特産の海ぶどうを世界の食材にすることを経営方針の柱に掲げて、生産や観光などの事業に取り組んでいる。欧州などの食品の展示会にも参加して海ぶどうの良さをアピールし、実際にフレンチやイタリアン向け食材として輸出を拡大している。海ぶどうの摘み取りなどの体験ができる観光施設の運営事業も手掛けている。同社の山城由希代表取締役は「一次産業である海ぶどうの生産と観光を掛け合わせることで、地域の雇用創造につなげていきたい」としている。

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