青山 秀一
エス・エー・エス株式会社 代表取締役社長
すべては笑顔のために - IT業界の常識に挑戦する経営者
インタビュー書き起こし
IT業界の常識に挑戦し続けるエス・エー・エス株式会社の青山秀一社長に、事業戦略と独自の経営哲学についてお話を伺いました。
事業の強み
私たちの最大の強みは、お客様から『最初から最後まで全部、エス・エー・エスに任せておけば安心だ』と言っていただける信頼関係です。SI事業では金融、流通といった人々の生活に密着した分野で、システムの要件定義から設計、構築、テスト、本番運用、そして保守・改修に至るまで、すべてのフェーズで価値を提供しています。
創業当初は2次請けが中心でしたが、現在ではプライム案件(一次請け)が全体の71%を占めるまでに成長しました。これは特定のお客様からの指名や、転職された元お客様からの引き合いなど、長年にわたる信頼の積み重ねの結果です。たとえば、弊社は金融系のお客様に評価を頂いていますが、証券会社の外務員が取得するような資格を取ることをはじめ上流の業務スキルを追求してきました。お客様の業務を深く理解し、共に成長していく姿勢が評価されているのだと思います。
特に成長著しいのがクラウド事業です。M&Aの機会を得て、HR系の勤怠管理システム「勤労の獅子」を提供する企業を子会社化しました。当初はパッケージ型でしたが、お客様の要望を受けてクラウド化に踏み切り、現在では約8〜9割がストック型のビジネスモデルとなっています。売上規模は数千万円から5億6千万円へと飛躍的に拡大し、会社全体の約25%を占める主力事業に成長しました。
AI活用への取り組み
『ITは高い』という業界の常識を塗り替える――これが私たちの今後やっていきたいことです。開発フェーズへのAI導入により、従来かかっていたコストを削減することを目指していますが、単なるコスト削減が目的ではありません。安価なクラウドモデルも含めて、誰もが安心してITを利用できる環境を提供し、より多くの笑顔を生み出したいという想いからです。
2022年に立ち上げた『SAS
2030』プロジェクトでは、『2030年をまたぐ今後10年はAI、IoT、5G、6Gといった先端技術への対応を前提とした激動の時代になる。その先の20年・30年も見据えてしっかりやっていこう』というメッセージを込めました。社内にはDX推進チームの中にAI推進タスクフォースを設置し、AIスキルの習得と活用を加速させています。
重要なのは、受託開発だけでなく、お客様の常駐先での提案にもAIを活用することです。開発領域でのAI化をリードし、業界全体の変革を牽引していきたいと考えています。
独自の経営哲学
ワークライフバランスという言葉が世に出る前から、充実したライフとワークをそれぞれ高い次元で実現することによって、笑顔のたえないすばらしい人生を叶えるための経営理念を私たちは掲げていました。後にそれがワークライフバランスと呼ばれることを知ったんです(笑)。
私の考えるワークライフバランスは、50対50ではありません。ワークが100ならライフも100―これがシナジーを生み出すのです。仕事が充実していれば私生活も充実し、私生活が充実していれば仕事にも良い影響を与える。この相乗効果こそが重要です。
この考えの原点は、私の幼少期にあります。起業家だった両親が家族経営の冷凍関連事業を営んでおり、家族や少ない仲間たちと頻繁に食事を共にし、社員旅行にも行く――そんな環境で育ちました。私自身もエンジニア時代、プロジェクトメンバーと旅行やボウリング、誕生日会などを開催していました。会社設立時も『エス・エー・エスなら同じように楽しいことができるだろう』と仲間が集まってきてくれたんです。
東京都からワークライフバランスの推進企業として2度の認定を受けました。1度目は長時間労働の削減、2度目は多様な働き方としてテレワーク環境の整備が評価されました。2016年にテレワークのトライアルを開始し、2017年には正式に導入していたため、コロナ禍でも全社を対象にスムーズに移行できました。
この企業文化の結果、離職率は業界平均の1/5〜1/6という低い水準を長年キープしています。メンバーが最高の笑顔になることで、お客様、ひいては社会全体が笑顔になる――この姿勢が、持続的な成長の源泉となっています。
※エス・エー・エスでは"共に企業活動に取り組む仲間"として、社員を「メンバー」と表現しています。
社会貢献活動
ITは『社会インフラ中のインフラ』です。私たちのサービスが広がることは、それ自体が社会貢献です。でも、それだけでは面白くない。もっと直接的に社会に笑顔を広げていきたいんです。
『SAS
2030』の『貢献』カテゴリーでは、SDGs推進チームが中心となり多様な活動を展開しています。千葉県御宿町での米作りプロジェクトは特に思い入れがあります。フードロス削減と食の大切さを学ぶことを目的に、メンバーが手作業で無農薬の米を栽培し、収穫した米は参加者全員で分かち合います。土に触れ、汗を流し、仲間と協力する――この体験が、仕事にも良い影響を与えています。
その他にも、地域の公園清掃、子ども食堂への支援、庭園ボランティア、植林活動、海洋プラスチックごみ拾いなど、様々な社会貢献活動をしています。CSR推進室を設置し、SDGsや『ウェルビーイング』といった概念をいち早く経営に取り入れ、国連グローバルコンパクトネットワークにも加盟しました。中小企業だからこそ、フットワーク軽く、社会に直接的な価値を提供できると信じています。
今後のビジョン
現在、ホールディングス化を進めており、ある程度目途が立ったら65歳頃には会長職に就きたいと考えています。メンバーには『遊びは私が担当します』と半分冗談、半分本気で伝えています(笑)。事業運営は優秀なメンバーたちに任せて、私は社会全体を変えていく活動に注力したい。
日本の『仕事に対するやる気』が先進国の中で低い現状を本当に憂慮しています。自ら進んで主体性を持って働く、そういう組織文化を広げていきたい。エンジニアには『テクニカルスキル』『開発スキル』『業務スキル』『マネジメントスキル』『プロダクションスキル(仕事を生み出す力)』の5つが不可欠です。これらは会社設立時に人事制度の軸となり、今も受け継がれています。
新規事業チャレンジ制度では、入社2年目のメンバーの提案からBtoCサービスが生まれ、既に投資対象として進行中です。若い世代のアイデアとITの力で、新たな価値を生み出し続ける――それが私たちの挑戦です。
『すべては笑顔のために』――この使命を軸に、メンバーが心豊かで笑顔の絶えないすばらしい人生をすごせるよう、事業と社会貢献の両面から挑戦を続けます。私一人だけでなく、社会全体を笑顔で変えていきたい。その想いは、これからも変わりません。
企業情報
会社概要
| 会社名 | エス・エー・エス株式会社 |
|---|---|
| 英文商号 | Software Agency System co.,ltd |
| 代表者 | 代表取締役 青山 秀一 |
| 設立 | 1995年10月4日 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 従業員平均年齢 | 36歳 |
| 売上高 | 22億7,016万円(2024年2月期実績) 27億8,345万円(2025年2月期実績) |
| 所在地 | 〒108-0073 東京都港区三田三丁目4番10号4F (リーラヒジリザカビル) TEL.03-5427-3663 FAX.03-5427-3664 |
| 事業内容 | 金融・流通・クレジット業務を中心としたシステム構築およびコンサルティング |
事業内容
金融・流通・クレジットシステム構築
金融、流通、クレジット業務を中心としたシステム構築およびコンサルティングを提供しています。要件定義から保守・運用まで一貫したサポートが強みです。
クラウドサービス提供
バックオフィス業務支援のクラウドサービス等の提供およびコンサルティングを行っています。小規模から大規模まで幅広い企業に対応可能です。
文教向けソリューション
教育機関向けの各種ソリューションの提供を行っています。教育現場のIT化を支援し、効率的な教育環境の構築に貢献しています。
カスタマイズ研修サービス
多様なテーマに適応したカスタマイズ研修サービスの提供を行っています。企業のニーズに合わせた最適な研修プログラムを設計します。
採用情報
バックエンドエンジニア
正社員業務内容:
エンドユーザや大手SIerと協業しアプリケーション開発を行います。
具体的には、金融・流通・クレジット業務を中心とした消費者の生活に密接したシステム構築およびコンサルティングを行います。要件定義から保守運用まで幅広いスキルを身に付けることができ、お客様と近い位置で、お客様に最適なソリューションを提供していきます。
応募資格:
・Webアプリケーション開発のご経験
・Java, Python, Go, React, TypeScript, Ruby, C#, .net いずれかのご経験
勤務地:
【勤務地詳細】
・東京都港区三田(本社)および都内近郊
【本社アクセス】
・JR山手線・京浜東北線「田町」駅 三田口より徒歩5分
・都営三田線「三田」駅 A3出口より徒歩4分
※社外(お客様先)へ常駐の場合があります
給与:
応相談
※これまでのご経験やスキルを考慮し、当社規定により決定いたします。
福利厚生
- テレワーク制度
- 時差Biz(時差出勤)制度:7:30~11:00まで30分単位で始業時間を選択可能
- 教育支援制度「スタサポ」(最大20万円を支援)
- スキルアップ支援制度:セミナー受講費用支援、資格取得・維持費用支援、社内図書貸出制度
- 健康診断費用全額支援(本人・配偶者分)
- インフルエンザ予防接種補助(同居家族全員分)
- 社員旅行(毎年実施):5年に1度は海外旅行。家族・パートナーの費用は会社が全額負担
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